国語:説明的な文章をマスターしよう!

皆さん、こんにちは!中学3年生になると、国語の文章も少しずつ難しくなってきますよね。特に「説明的な文章(論説文や説明文)」は、文章が長くなり、内容も抽象的(形のない難しいこと)になりがちです。
しかし、説明的な文章には必ず「論理のルール」があります。そのルールさえ知っていれば、どんなに難しい文章でもパズルのように解き明かすことができます。今回は、中学3年生で押さえておくべき読解のポイントを整理していきましょう!

1. 文章の全体像をつかもう(三段構成)

説明的な文章は、基本的に以下の3つのパーツで組み立てられています。これを「三段構成」と呼びます。

① 序論(はじめ): 話のきっかけや、これから何を説明するかという「問い(問題提起)」が書かれています。
② 本論(なか): 具体的な例(事実)やデータを使って、詳しく説明する部分です。筆者の考えを裏付けるための大切な根拠が詰まっています。
③ 結論(おわり): 文章全体のまとめと、筆者が一番伝えたい「答え(主張)」が書かれています。

ポイント: 最初に「序論」を読んで「何について話すのか」を確認し、次に「結論」をチラッと見て「筆者は結局何が言いたいのか」を把握してから「本論」を読むと、迷子になりにくくなりますよ!

2. 接続詞は「文章の標識」

文章を読んでいるとき、「前の文と今の文がどうつながっているか」を教えてくれるのが「接続詞」です。特に重要な標識を覚えましょう。

・「しかし」「だが」(逆接):
ここが最重要!前の内容をひっくり返して、筆者が本当に言いたいこと(本音)が後ろに来ます。ここには線を引く癖をつけましょう。
・「つまり」「すなわち」(換言):
難しい話をわかりやすく言い換えてくれています。内容を理解する最大のチャンスです!
・「例えば」(例示):
具体的な例を紹介しています。もし内容が難しくて分からなくなったら、この例を読んでイメージを膨らませましょう。
・「だから」「したがって」(順接):
理由から結果へ導く流れです。筆者の論理的な考え方を追うことができます。

3. 「事実」と「意見」をハッキリ分ける

中学3年生の読解で一番の落とし穴は、文章を自分の思い込みで読んでしまうことです。文章を次の2つの要素に分けて整理しましょう。

・事実: グラフの数字、歴史的な出来事、実験の結果など、誰が見ても変わらないこと。
・意見: その事実をもとに筆者が考えたこと。「〜すべきだ」「〜ではないだろうか」「〜と考える」といった言葉に注目しましょう。

💡ポイント:テストで「筆者の考えを書きなさい」と言われたら、自分の考えではなく、本文にある「意見」の部分から探すのが鉄則です!

豆知識:対比(たいひ)を見つければ勝ち!

説明的な文章では、筆者は自分の意見を強調するために、何かと何かを比べることがよくあります。
例えば「昔の日本」と「今の日本」、「西洋の文化」と「東洋の文化」などです。これを「対比」と言います。何と何を比べているのかを見つけると、文章の構造が一気に見えてきますよ。

4. キーワードと「言い換え」を追いかける

一つの文章の中で、筆者は大切な言葉を何度も形を変えて繰り返します。これを「言い換え」と呼びます。

(例)「読書」が大切だと言いたいとき…
「本を読むこと」「活字文化に触れること」「先人の知恵を借りること」
このように言葉は変わっても、指している内容は同じです。何度も繰り返し出てくる重要な言葉(キーワード)を見つけ、丸で囲んでみましょう。

よくある間違い(注意ポイント)

● 指示語(これ、それ、あれ)を無視する:
「これ」が何を指しているか分からないまま読み進めると、後半で内容がチンプンカンプンになります。指示語が出てきたら、必ず直前の内容を振り返り、指している中身を確認しましょう。
● 自分の経験を優先する:
「私はこう思うから、答えはこれだ!」と決めてしまうのはNGです。国語のテストは「本文に何と書いてあるか」を問うゲームだと割り切りましょう。

5. 読解力を高める「ステップ・バイ・ステップ」

最初は難しく感じるかもしれませんが、以下の手順で練習すれば大丈夫です!

1. 題名を見る: 何についての文章か、ざっくりイメージする。
2. 段落ごとに番号をふる: 文章のまとまりを意識する。
3. 接続詞をチェックする: 文の流れ(逆転、まとめなど)を把握する。
4. 筆者の主張を探す: 文末の「〜ではないか」「〜と考える」に注目する。
5. 要旨をまとめる: 「〇〇について、筆者は△△だと述べている」と一言で言えるようにする。

★今回のまとめ(Key Takeaway):
説明的な文章は、「問い(序論)」に対する「答え(結論)」を探す作業です。接続詞という標識を頼りに、筆者の「言い換え」を追いかけていきましょう!

最初はゆっくりで構いません。一文ずつ、筆者と対話するような気持ちで読んでみてくださいね。応援しています!