【中学1年・数学】平面図形をマスターしよう!
皆さん、こんにちは!今日から「平面図形」の世界へようこそ。
「図形って、定規やコンパスを使うから面倒くさそう…」と思っている人もいるかもしれませんね。でも、実は私たちの身の回りには、スマホの画面、道路標識、ピザの形など、たくさんの「図形」があふれています。
この章では、図形の基本的なルールや、キレイに図形を描くための「魔法のステップ」を学んでいきます。パズルを解くような感覚で、一緒に楽しんでいきましょう!
1. 直線と角の基本
まずは、図形を描くための「言葉」と「記号」を覚えましょう。数学では、言葉を記号で表すことがよくあります。
(1) 直線・線分・半直線
・直線\(AB\):点\(A\)と点\(B\)を通って、どこまでもまっすぐ伸びている線。
・線分\(AB\):点\(A\)から点\(B\)までの、端がある線。(これが私たちが普段「線」と呼ぶものです)
・半直線\(AB\):点\(A\)をスタートして、点\(B\)の方向にどこまでも伸びている線。
(2) 垂直と並行
・垂直:2つの線が\(90^{\circ}\)(直角)で交わること。記号では \(AB \perp CD\) と書きます。
・並行:2つの線をどこまで伸ばしても交わらないこと。記号では \(AB // CD\) と書きます。
・距離:点と直線の「距離」とは、その点から直線に引いた「垂線(垂直な線)」の長さのことを指します。最短距離のことだと覚えましょう!
(3) 角の表し方
角を表すときは \(\angle ABC\) のように書きます。このとき、真ん中の文字(この場合は\(B\))が角の頂点になります。ここ、テストで間違えやすいので要注意です!
【ポイント】
記号を覚えるときは、「\(\perp\) は直角の形」「\(//\) は線が並んでいる形」と、形からイメージすると忘れにくいですよ。
2. 図形の移動
図形を形や大きさを変えずに、別の場所へ動かすことを「移動」といいます。3つのパターンがあります。
(1) 平行移動
図形を一定の方向に、一定の距離だけずらす移動です。「トレイをそのままスーッと横に滑らせる感じ」です。
(2) 回転移動
ある点(回転の中心)を中心にして、一定の角度だけ回す移動です。「コンパスで円を描くような動き」ですね。
特に\(180^{\circ}\)回転させることを「点対称移動」といいます。
(3) 対称移動
1つの直線(対称の軸)を折り目として、図形を折り返す移動です。「鏡に映った自分」や「スタンプの跡」をイメージしてください。
【よくある間違い】
対称移動のとき、もとの点と移動後の点を結んだ線分は、対称の軸によって垂直に二等分されます。「垂直」と「長さが等しい」の2つの条件を忘れないようにしましょう!
3. 基本の作図(コンパスの魔法)
コンパスと定規(目盛りは使いません!)だけで図形を描くことを「作図」といいます。中学1年で習う3つの「神器」を覚えましょう。
(1) 垂直二等分線
線分\(AB\)の真ん中を通り、垂直な線を引く方法です。
1. 点\(A\)から円の一部を描く。
2. 半径を変えずに点\(B\)から円の一部を描く。
3. 2つの交点を結ぶ!
★これを使えば: 2点から同じ距離にある点が探せます。
(2) 角の二等分線
ある角をピッタリ半分(二等分)にする線を引く方法です。
1. 頂点から円を描き、2辺との交点を見つける。
2. その2つの交点から、それぞれ同じ半径で円を描く。
3. その交点と頂点を結ぶ!
★これを使えば: 2つの辺から同じ距離にある点が探せます。
(3) 垂線
ある点を通って、直線に垂直な線を引く方法です。やり方は角の二等分線とよく似ています。
【豆知識】
作図の跡(コンパスの線)は消さないのがルールです。先生は「どうやって描いたか」のプロセスを見ていますよ!
4. 円と扇形(おうぎがた)
いよいよ計算が出てきます。円周率(\(3.14\dots\))は、中学からは \(\pi\)(パイ) という記号を使います。これ、計算がすごく楽になる魔法の記号なんです!
(1) 円の公式(半径を \(r\) とします)
・円周の長さ \(L\): \(L = 2\pi r\)
・円の面積 \(S\): \(S = \pi r^2\)
覚え方:「円周は\(2\pi r\)(にーぱいあーる)、面積は\(\pi r^2\)(ぱいあーるじじょう)」とリズムで覚えよう!
(2) 扇形(おうぎがた)
扇形は「円のカットモデル」です。ピザの1ピースを想像してください。
中心の角を中心角(\(a^{\circ}\))といいます。
・弧(こ)の長さ \(\ell\): 円周 \(\times \frac{a}{360}\)
・面積 \(S\): 円の面積 \(\times \frac{a}{360}\)
つまり、「円全体の何分のいくつ分かな?」と考えるだけです!
【ちょっと高度なテクニック】
扇形の面積にはもうひとつの公式があります。
\(S = \frac{1}{2} \ell r\) ( \(\ell\) は弧の長さ、\(r\) は半径)
これを知っていると、中心角がわからなくても面積が出せるので、テストで時間短縮になりますよ!
5. 最後に:平面図形を解くコツ
最初は難しく感じるかもしれませんが、図形の問題は「手を動かすこと」が一番の上達法です。
・問題文にある情報を、図の中に書き込む(\(//\) や \(\perp\) の印など)。
・コンパスはケチらず、大きく動かす。
・公式を忘れたら、円全体を描いてから「何分の一かな?」と考えてみる。
この章をマスターすれば、2年生、3年生で習う「証明」や「立体」もずっと楽になります。まずはコンパスをくるっと回すところから始めてみましょう!応援しています!