【公共】持続可能な社会づくり 〜未来の世代にバトンをつなごう〜
皆さん、こんにちは!今日から「持続可能な社会づくり」というテーマを一緒に学んでいきましょう。「持続可能(サステナブル)」という言葉、最近テレビやSNSでよく耳にしますよね?
一見難しそうですが、要するに「今の自分たちもハッピーで、かつ100年後の子供たちもハッピーでいられる仕組みを作ろう!」というお話です。公共の科目の中でも、私たちの生活に直結するとっても大切な分野ですよ。最初は難しく感じるかもしれませんが、ポイントを押さえれば大丈夫です。一歩ずつ進んでいきましょう!
1. 対立を解決するための「ものさし」:効率と公正
社会にはいろいろな意見の人がいます。「公園を作りたい人」と「駐車場にしたい人」がいたら、どう決めればいいでしょうか?そこで使われるのが「効率」と「公正」という2つのルールです。
① 効率(こうりつ)
「無駄がないこと」を指します。限られた資源(お金、時間、土地など)を使って、どれだけ多くの人を満足させられるかという考え方です。
(例:100円で1人しか喜ばないより、100円で10人が喜ぶ方が「効率的」です)
② 公正(こうせい)
「偏りがないこと、正義にかなっていること」です。これには2つの種類があります。
・手続きの公正:話し合いに参加するチャンスが全員に平等にあったか?(ルール決めに不公平はないか)
・結果の公正:最終的な分け前や負担が、弱い立場の人にも配慮されているか?(格差が広がりすぎていないか)
【ポイント!】
公共の問題を考えるときは、「効率」だけで決めると弱い人が切り捨てられることがあり、「公正」ばかり気にすると時間がかかりすぎて何も決まらないことがあります。この2つのバランスをどう取るかが合格への鍵です!
2. 持続可能な開発(サステナブル・ディベロップメント)
昔は「経済が成長すれば何でもいい!」と考えられていた時期もありましたが、そのせいで地球温暖化やゴミ問題が深刻になってしまいました。そこで生まれたのが持続可能な開発という考え方です。
持続可能な開発とは?
「将来の世代のニーズを損なうことなく、現在の世代のニーズを満たす開発」のことです。
(1987年、ブルントラント委員会の報告書で提唱されました)
SDGs(持続可能な開発目標)
2015年に国連で採択された、2030年までに達成すべき17の目標です。
・合言葉は「誰一人取り残さない (Leave no one behind)」。
・環境問題だけでなく、貧困、教育、ジェンダー平等など、幅広い分野が含まれています。
【豆知識】
SDGsのロゴの17色は、どれか一つが欠けても円にならないようになっています。すべての問題がつながっていることを表しているんですね!
3. 地球環境を守るための国際的なルール
環境問題は一つの国だけでは解決できません。世界中で協力するために、いくつかの重要な会議や約束(条約)が作られました。
① 気候変動枠組条約 (1992年)
地球温暖化を防ぐための大元のルールです。ブラジルのリオデジャネイロで開かれた「地球サミット」で採択されました。
② 京都議定書 (1997年)
先進国に対して、温室効果ガスの排出削減を義務づけた歴史的な約束です。
※よくある間違い:アメリカが後に離脱したり、発展途上国に義務がなかったりしたことが課題でした。
③ パリ協定 (2015年)
京都議定書に代わる新しいルールです。
・すべての国(先進国も途上国も!)が参加する画期的な仕組みです。
・「世界の平均気温上昇を産業革命前から2℃未満に抑える(できれば1.5℃)」という目標を立てました。
【暗記のコツ!】
・京都 = 先進国だけ頑張る(トップダウン)
・パリ = みんなで頑張る(ボトムアップ)
と覚えると分かりやすいですよ!
4. 環境を守るための考え方とキーワード
テストに出やすい、重要な考え方を整理しましょう。
予防原則(よぼうげんそく)
「科学的に100%証明されていなくても、取り返しのつかない大きな被害が出る恐れがあるなら、対策を先送りにせず実行しよう」という考え方です。
(例:地球温暖化の原因が100%特定されるのを待っていたら、地球が燃えてしまうかもしれないから、今すぐ対策しよう!)
汚染者負担の原則 (PPP)
環境を汚した人が、その復旧や対策の費用を負担すべきだという考え方です。
循環型社会(じゅんかんがたしゃかい)
大量生産・大量消費・大量廃棄を卒業し、資源を大切に使う社会です。
・3R:リデュース(減らす)、リユース(再使用)、リサイクル(再資源化)
・最近ではこれに「リフューズ(断る)」などを加えた考え方もあります。
5. 私たちの行動:エシカル消費
最後に、私たち消費者にできることです。最近のトレンドはエシカル消費(倫理的消費)です。
価格が安いからという理由だけで選ぶのではなく、
・環境に配慮されているか?
・作る人の人権が守られているか?(児童労働などがないか)
・地域社会に貢献しているか?
を考えて商品を選ぶことです。これが「持続可能な社会」を支える大きな力になります。
【まとめ:本セクションのキーポイント】
1. 効率(無駄なし)と公正(不公平なし)のバランスが大事!
2. 持続可能な開発は、未来の世代への思いやり!
3. パリ協定は、世界中みんなで温暖化を止める約束!
4. 予防原則は、危ないと思ったら手遅れになる前に対策すること!
お疲れ様でした!この分野はニュースでもよく取り上げられます。「あ、これ公共で習ったやつだ!」とニュースを見るのが楽しくなれば、共通テストの点数も自然と伸びていきますよ。応援しています!