【社会】明治の国づくり:新しい日本への大きな一歩!
6年生のみなさん、こんにちは!これから一緒に、日本が「侍(さむらい)の時代」から「現代の日本」へと生まれ変わる、とってもドラマチックな時代を学んでいきましょう。
「明治時代」は、今私たちが当たり前だと思っている学校や法律、暮らしのルールが作られた、とても大切な時期です。最初は難しく感じるかもしれませんが、大丈夫です!ポイントをおさえれば、パズルのように楽しく理解できますよ。
1. 新しい政府のはじまり
江戸時代が終わり、政治の中心は徳川将軍から明治天皇を中心とする新しい政府へと移りました。これを明治維新(めいじいしん)と呼びます。
政府は「外国に負けない、強くて豊かな国にしよう!」と考え、次々と新しい仕組みを作りました。
●廃藩置県(はいはんちけん):
それまで各地を治めていた「藩(はん)」をなくして、「県(けん)」を置きました。これにより、全国を一つの政府が直接まとめることができるようになりました。
(イメージ:バラバラだったクラスが、一人の担任の先生のもとにまとまった感じです!)
●四民平等(しみんびょうどう):
「士・農・工・商」という身分の区別をなくしました。誰でも好きな仕事を選べるようになり、苗字(名字)を名乗ることも許されるようになったのです。
【ポイント】
明治政府の目標は、「富国強兵(ふこくきょうへい)」。つまり、国を豊かにして(富国)、軍隊を強くすること(強兵)でした。
2. 社会を支える「3つの大きな改革」
政府は国を強くするために、3つの大きなルールを作りました。これはテストにもよく出るので、しっかりおさえましょう!
① 学制(がくせい):
「すべての人に教育を!」ということで、小学校が作られました。今の皆さんの学校生活のルーツはここにあるんですね。
② 徴兵令(ちょうへいれい):
20歳になった男子に、軍隊に入る義務を課しました。身分に関係なく、国民みんなで国を守る仕組みです。
③ 地租改正(ちそかいせい):
土地の持ち主をはっきりさせて、税金を「お米」ではなく「現金」で納めるようにしました。これで政府の収入が安定しました。
【豆知識】
昔は「お米」で税金を払っていましたが、お米の取れ具合で政府の収入が変わってしまいます。「現金」なら、計画的にお金が使えるので、国づくりが進めやすくなったんですね!
3. 文明開化(ぶんめいかいか)と新しい暮らし
外国(欧米)の文化が入ってきて、人々の暮らしがガラッと変わりました。これを文明開化といいます。
・食べ物: 牛肉を食べる「牛鍋(ぎゅうなべ)」が大流行!
・ファッション: ちょんまげを切り、洋服を着る人が増えました。
・乗り物: 蒸気機関車(SL)が走り始め、移動がとっても便利に!
・街並み: ガス灯が街を明るく照らし、レンガ造りの建物が並びました。
【覚え方】
「ザンギリ頭を叩いてみれば、文明開化の音がする」という有名な言葉があります。髪型を変えることが、新しい時代のシンボルだったんですね。
4. 国際社会への仲間入りと憲法
日本が外国と対等に付き合うためには、「ちゃんとした法律がある国だ」と認めてもらう必要がありました。そこで、岩倉具視(いわくらともみ)を中心とする使節団が欧米へ派遣されました。
●自由民権運動(じゆうみんけんうんどう):
「国民の意見を聞く国会を作ってほしい!」と、板垣退助(いたがきたいすけ)らが立ち上がりました。これがきっかけで、政治への関心が高まりました。
●大日本帝国憲法(だいにっぽんていこくけんぽう):
1889年、ドイツの憲法を参考にして、日本で初めての憲法が作られました。中心となったのは伊藤博文(いとうひろぶみ)です。
翌年には、日本で初めての国会(帝国議会)も開かれました。
【よくある間違い】
今の「日本国憲法」と明治時代の「大日本帝国憲法」は別物です!明治の憲法では、主権(一番偉い権限)は天皇にありました。
5. 不平等条約の改正への道
江戸時代に結ばされた「日本に不利な約束(不平等条約)」を直すことが、明治政府の大きな目標でした。
・領事裁判権(りょうじさいばんけん)の撤廃: 外国人が日本で犯罪をしても日本の法律で裁けないという不公平を、青木周蔵や陸奥宗光(むつむねみつ)らが解消しました。
・関税自主権(かんぜいじしゅけん)の回復: 輸入品の税金を自分で決められないという不公平を、小村寿太郎(こむらじゅたろう)が解消しました。
【まとめ:この章のキーポイント】
1. 明治維新によって、侍の世の中から近代的な国家へ変わった。
2. 「学制・徴兵令・地租改正」の3つが国づくりの土台になった。
3. 文明開化で、人々の生活が西洋風に変化した。
4. 伊藤博文らが憲法を作り、不平等条約の改正を成し遂げた。
明治時代は、短い間に驚くほどのスピードで国が変化しました。今の私たちの生活の基礎がこの時に作られたと思うと、少し身近に感じられませんか?
次は、日本が世界とどのように関わっていくのかを見ていきましょう。お疲れ様でした!