【中学1年生】文学的な文章を読むコツ:物語の世界を冒険しよう!
こんにちは!国語の「物語(文学的な文章)」を読むのは好きですか?「何を読み取ればいいのかわからない」「登場人物の気持ちを答えるのが苦手…」と感じている人も多いかもしれません。でも、大丈夫です!
物語を読むことは、まるで「誰かの人生をのぞき見する冒険」のようなものです。いくつかの「注目ポイント」を知るだけで、物語の世界はぐっと読みやすくなります。一緒に楽しく学んでいきましょう!
1. 誰が話している?「語り手」を見つけよう
物語には必ず、そのお話を私たちに伝えてくれる「語り手(かたりて)」がいます。ここで大事なのは、「作者(その本を書いた人)」と「語り手」は別物だということです。
● 語り手の2つのパターン
1. 「僕」「私」が出てくる場合(一人称): 主人公が自分の体験として話しています。主人公の気持ちが直接わかるので、感情移入しやすいのが特徴です。
2. 「僕」「私」が出てこない場合(三人称): お話を少し離れたところから見ている人が説明しています。登場人物みんなの動きや様子がわかります。
【ポイント】
まずは物語の最初を読んで、「これは『僕』の話かな? それとも誰かを観察している話かな?」と確認してみましょう。
2. 心の動きをキャッチ!「心情」を読み取る3つのヒント
テストで一番よく聞かれるのが「この時の人物の気持ちは?」という問題ですね。実は、気持ちは言葉でハッキリ書いていないことが多いのです。そこで、次の3つを探偵(たんてい)のように探してみましょう。
① セリフ(言ったこと)
「……。」という沈黙や、「!」がついた言葉に注目。声の大きさやトーンを想像してみましょう。
② 動作・行動(やったこと)
(例)「こぶしをギュッと握りしめた」 → 悔しい、我慢している?
(例)「足取りが軽くなった」 → うれしい、ワクワクしている?
③ 表情(顔の様子)
(例)「顔を真っ赤にした」「うつむいた」 → 恥ずかしい、申し訳ない?
【豆知識】
これを専門用語で「間接的描写(かんせつてきびょうしゃ)」と言います。直接「悲しい」と書かずに、涙を流す様子を書くことで、より深く読者に気持ちを伝える手法です。
3. 背景には意味がある!「情景描写」のヒミツ
物語の中に出てくる天気や景色を「情景描写(じょうけいびょうしゃ)」と言います。これらはただの飾りではなく、「登場人物の心」を映し出していることが多いのです。
● よくあるパターン
・青空、太陽、花が咲いている: 明るい気持ち、希望、スタート
・雨、曇り空、冷たい風: 悲しみ、不安、孤独
・夕暮れ: さびしさ、一日の終わり、迷い
【例え話】
大好きな友達と仲直りした帰りに見る夕日は、とてもきれいに見えますよね。でも、ケンカした帰りに見る夕日は、なんだか悲しく見えませんか? 景色は「心の鏡」なのです。
4. 物語の山場!「心情の変化」を追いかけよう
中学1年生の国語で最も大切なのは、「物語の最初と最後で、主人公の心がどう変わったか」を見つけることです。
何かの「出来事(事件)」がきっかけで、人の心は動きます。
【変化を見つけるステップ】
1. 【前】 最初はどんな気持ちだった?(例:自分勝手だった)
2. 【きっかけ】 何が起きた?(例:友達に怒られた)
3. 【後】 最後はどう変わった?(例:相手の気持ちを考えるようになった)
【ポイント】
「変化」があるからこそ、物語は面白いのです。教科書の文章に「でも」「しかし」などの逆説の言葉が出てきたら、そこが心の曲がり角かもしれません。要チェックです!
5. 苦手を克服!よくある間違いと対策
× よくある間違い:自分の意見を書いてしまう
問題で「主人公はどう思いましたか?」と聞かれた時、「自分だったらこう思うな」という自分の感想を書いてしまうのはNGです。答えは必ず「本文の中」に隠れています。本文の言葉を使って答えましょう。
★ 魔法のチェックリスト
迷ったらこの5つを確認してみて!
・いつ?(時代、季節、時間帯)
・どこで?(場所、雰囲気)
・だれが?(登場人物の性格、関係性)
・何をした?(中心となる出来事)
・どうなった?(結末、心の変化)
今回のまとめ
・「語り手」が誰かを確認する!
・セリフや動作から「気持ち」を推理する!
・景色は「心の鏡」だと覚える!
・最初と最後でどう「変化」したかをつかむ!
最初は難しく感じるかもしれませんが、大丈夫です。物語を読むのは、たくさんの人の心と出会う練習です。まずは一文ずつ、主人公と一緒にドキドキしたり、悲しんだりしながら読んでみてくださいね!