指示する語句と接続する語句(指示語・接続語)

こんにちは!文章を読んだり書いたりするときに、「これ」や「しかし」といった言葉をよく見かけますよね。これらは、文と文をつなぐ「接着剤」や、何を指しているかを示す「矢印」のような、とても大切な役割を持っています。
最初は難しく感じるかもしれませんが、ルールを知ればパズルのように楽しく理解できます。一緒にマスターしていきましょう!

1. 指示する語句(指示語)

指示語とは、物事の名前を直接言わずに、「これ・それ・あれ・どれ」などの言葉で指し示す語句のことです。これらは頭文字をとって「こそあど言葉」とも呼ばれます。

指示語の役割

なぜ指示語を使うのでしょうか?それは、同じ言葉を何度も繰り返すと文章がくどくなってしまうからです。指示語を使うことで、文章をスッキリと読みやすくすることができます。

こそあど言葉の使い分け

指し示す対象が、自分や相手からどのくらい離れているかで使い分けます。

  • (近称):話し手の近くにあるもの(これ、ここ、この)
  • (中称):聞き手の近くにあるもの(それ、そこ、その)
  • (遠称):両方から離れているもの(あれ、あそこ、あの)
  • (不定称):わからないもの、疑問(どれ、どこ、どの)

ポイント
指示語が何を指しているか(指示内容)を探すときは、その指示語の「直前」をまずは探してみましょう。多くの場合、すぐ前に答えが隠れています!

豆知識
「こそあど言葉」には、場所(ここ)や方向(こちら)、様子(こう)など、たくさんの仲間があります。これらをまとめて「指示詞(しじし)」と呼ぶこともありますよ。

よくある間違い
指示語を使いすぎると、何を指しているのかわからなくなり、文章がボヤけてしまいます。「それ」や「これ」が何を指しているか、自分でも自信がないときは、具体的な言葉に置き換えてみましょう。


2. 接続する語句(接続語)

接続語とは、前の文(または言葉)と、後の文(または言葉)がどのような関係にあるかを示す言葉です。文章の「流れ」を作る重要な役割があります。

接続語の主な種類(6つのグループ)

① 順接(じゅんせつ)

前の事柄が原因・理由となって、あとの事柄が自然に続く関係です。
例:雨が降ってきた。だから、傘をさした。
(主な語:だから、それで、したがって)

② 逆接(ぎゃくせつ)

前の事柄から予想されることとは、反対の結果が続く関係です。
例:一生懸命練習した。しかし、試合には負けた。
(主な語:しかし、けれども、だが、ところが)

③ 並立(へいりつ)・添加(てんか)

事柄を並べたり(並立)、あとの事柄を付け加えたり(添加)する関係です。
例:リンゴを買う。また、バナナも買う。
(主な語:また、そして、さらに、それに)

④ 選択(せんたく)

前後の事柄のうち、どちらか一方を選ぶ関係です。
例:明日は晴れ、あるいは曇りでしょう。
(主な語:あるいは、または、それとも)

⑤ 説明(せつめい)・補足(ほそく)

前の事柄の理由を述べたり、言い換えたりする関係です。
例:彼はとても速い。なぜなら、毎日走っているからだ。
(主な語:なぜなら、つまり、例えば)

⑥ 転換(てんかん)

話題をガラッと変えるときに使う関係です。
例:勉強の話は終わり。さて、お昼は何を食べようか?
(主な語:さて、ところで、では)

ポイント
接続語を選ぶ問題では、前後の文の関係を「\(A \rightarrow B\)」のように図で考えてみましょう。「原因と結果」なのか「反対の内容」なのかを見極めるのがコツです!

よくある間違い
「逆接」の使い間違いには注意しましょう。「雨が降った。しかし、傘をさした。」とは言いませんよね?雨が降ったら傘をさすのは自然な流れなので、ここは「だから(順接)」を使うのが正解です。


まとめ:読み書きの達人になろう!

指示語と接続語を正しく理解すると、次のようないいことがあります。

  • 読むとき:文章の筋道がはっきり見えて、内容が正しく理解できる!
  • 書くとき:読み手に自分の考えを論理的に、分かりやすく伝えられる!

今回の重要キーワード
指示語 = 指し示す言葉(こそあど言葉)。内容は直前を探す!
接続語 = 文と文をつなぐ言葉。前後の関係(順接・逆接など)を考える!

最初はどのグループか迷うかもしれませんが、たくさんの文章に触れるうちに、自然と使い分けられるようになります。一歩ずつ、楽しみながら進めていきましょうね!