フォーマルな文体の習得:IELTSエッセイでプロフェッショナルな印象を与える方法

ようこそ!このレッスンでは、ライティングの「個性」についてお話しします。IELTS General Training Writing Task 2(IELTS一般試験 ライティング・タスク2)では、エッセイの執筆が求められます。General Trainingの試験であっても、エッセイはフォーマルな形式で書く必要があります。これは就職面接に行くときのようなものだと考えてください。パジャマで行くことはありませんよね?それと同じで、エッセイでも「パジャマのような言葉(スラングやカジュアルな話し言葉)」は避けるべきです。

なぜこれがスコアに関係するのでしょうか?
試験官は、受験者のLexical Resource(語彙力)を評価します。もし"stuff""kids"のようなカジュアルな言葉を使ってしまうと、減点される可能性があります。また、Grammatical Range(文法範囲の広さと正確さ)も見ています。フォーマルな構造を使うことは、高度な英語を使いこなせる能力があることを試験官に示すことになります。フォーマルな文体を習得することは、バンド5からバンド7以上へ飛躍するための最も速い方法の一つです!

1. 短縮形(Contractions)を卒業しよう

日常会話では、私たちは言葉を短縮するのが大好きです。"do not"の代わりに"don't"と言いますよね。しかし、フォーマルなエッセイでは、すべての単語を省略せずに書かなければなりません。これは最も守りやすいルールであり、これを守るだけで、あなたの文章は一気に「アカデミック」に見えるようになります。

ルール: アポストロフィーを使って二つの単語を一つに縮めることは絶対に避けてください。

悪い例(カジュアル): It can't be denied that we're seeing a change in the climate.
改善例(フォーマル): It cannot be denied that we are observing a change in the climate.

よくある間違い: 多くの受験者が"can not"と二語に分けて書いてしまいます。フォーマルな英語では、"cannot"は通常一語でつなげて書きます。

2. スラングやカジュアルな慣用句を避ける

"cool""guys""awesome"といったスラングは、IELTSのエッセイには不適切です。また、ストリートトークのような一般的な慣用句(idioms)も避けましょう。慣用句はSpeaking試験では非常に有効ですが、Writing試験ではカジュアルすぎることが多いです。

悪い例(カジュアル): The government thinks the new law is a piece of cake to follow.
改善例(フォーマル): The government believes the new regulation is straightforward to implement.

高得点につながる語彙の言い換え:
kids の代わりに、childrenoffspring を使う。
cops の代わりに、police officerslaw enforcement を使う。
bad の代わりに、detrimentalharmful を使う。
good の代わりに、beneficialadvantageous を使う。

3. 「句動詞(Phrasal Verbs)」の使用を控える

句動詞とは、"go up""get better""look into"のように、二語や三語で構成される動詞のことです。これらは口語英語では非常に一般的ですが、Writing Task 2で高得点を狙うなら、よりフォーマルな一語の動詞に置き換えるようにしましょう。

悪い例(カジュアル): Crime rates went up last year because the police gave up.
改善例(フォーマル): Crime rates increased last year because the authorities ceased their efforts.

ワンポイントアドバイス: 句動詞を使いたくなったら、自分にこう問いかけてみてください。「同じ意味を持つ『大げさな(フォーマルな)』一語の単語はあるかな?」
- Find outDiscover
- Set upEstablish
- Think aboutConsider

4. 一人称の「I」や二人称の「You」を減らす

Writing Task 2では、意見を求められることがよくあります。導入や結論で"I believe"と述べることは問題ありません。しかし、すべての文で"I""me""you"を使うのは避けましょう。これではエッセイが深刻な論説ではなく、個人の日記のように聞こえてしまいます。代わりに、「受動態(The Passive Voice)」や「客観的な表現(Objective Language)」を使いましょう。

悪い例(カジュアル): You can see that I think you should recycle more.
改善例(フォーマル): It is evident that recycling should be encouraged more widely.

知っていますか?: "It is often argued that...""Research suggests that..."といったフレーズを使うと、専門家のような響きになります。これは「距離を置く(distancing)」手法と呼ばれ、フォーマルな英語における重要なテクニックです。

5. 感情的または誇張された言葉を避ける

フォーマルなエッセイでは、冷静かつ論理的であるべきです。感嘆符(!)の使用は避け、"terrible""disgusting""wonderful"のように感情過多な言葉も避けましょう。

悪い例(カジュアル): The traffic in the city is totally a nightmare!
改善例(フォーマル): The traffic congestion in the city is a significant problem that requires attention.

フォーマルなエッセイのためのチェックリスト:

1. 短縮形を使わない: "don't"ではなく"do not"と書いたか?
2. プロフェッショナルな語彙: "go up"ではなく"increase"などの言葉を使ったか?
3. 客観的なトーン: 読み手に対して"you"と呼びかけていないか?
4. 省略しない: スラングやSNSのような短縮語を避けたか?
5. 冷静な言葉遣い: 感情的な言葉ではなく論理的な言葉を使ったか?

最初は難しく感じるかもしれませんが、大丈夫です! フォーマルなライティングは、練習を重ねることで身につくスキルです。前回の練習で書いたエッセイの段落を一つ、これらのルールを使って書き直してみてください。あなたの書く文章が、すぐにずっと「価値が高く」、洗練されたものになることに気づくはずです!

重要ポイント: Writing Task 2の目的は、プロフェッショナルな環境でコミュニケーションができることを証明することです。カジュアルな言葉を避けることで、英語圏での就労や留学の準備ができていることを試験官にアピールしましょう。