TOEIC攻略:能動態と受動態へようこそ
こんにちは!TOEICの学習において、Part 5(短文穴埋め問題)は「スピード」と「正確さ」がすべてであることをすでにご存知かと思います。試験でよく狙われるひっかけの一つに、Active Voice(能動態)とPassive Voice(受動態)のどちらを選ぶべきかという問題があります。この違いを理解することは、単なる文法知識にとどまりません。素早く正解することで、Part 7(長文読解)に多くの時間を割くための戦略なのです。
このノートでは、どちらの態を使うべきかの見分け方、よく出る「ひっかけ」動詞、そして本番で態に関する問題に出会ったときに取るべきステップを解説します。最初は難しく感じるかもしれませんが、パターンさえ掴めば、瞬時に正解が見えるようになりますよ!
1. 基本:誰が何をしているのか?
英語における「態」とは、文の主語が動作のdoer(実行者)なのか、それとも動作のreceiver(受け手)なのかを示すものです。
Active Voice(能動態): 主語が動作を行う。主語が「誰がやったか」に焦点を当てたいときに使います。
Example: The manager approved the budget. (マネージャーが「実行者」です。)
Passive Voice(受動態): 主語が動作を受ける。実行者が不明な場合、重要でない場合、あるいは結果に焦点を当てたいときに使います。
Example: The budget was approved by the manager. (予算が「受け手」です。)
TOEICスコアアップのヒント: Part 5において、態の選択ミスは0点につながる致命的なミスです。試験では、同じ動詞の能動態と受動態が選択肢に並ぶことがよくあります(例:A. notified, B. was notified)。点数を取るには、主語が「動作をしている」のか「動作を受けている」のかを即座に見極めなければなりません。
2. 受動態の「秘密の公式」
TOEICの問題で受動態かどうかを見極めるには、以下の構造を探してください:
Be Verb (am/is/are/was/were/been/being) + Past Participle (V3:過去分詞)
文中に「be動詞」と「V3(過去分詞)」(例:finished, taken, submitted など)の組み合わせがない場合、それは受動態ではない可能性が高いです。
比較例:
悪い例(フォームの混同): The report was submit yesterday. (間違い:V3にするための'ed'が抜けている)
改善例(正しい受動態): The report was submitted yesterday. (正解:Be + V3の形)
3. 「目的語のトリック」:正解への近道
Part 5では1問につき20~30秒しか使えないため、能動態と受動態を判断する際は、このObject Trick(目的語のトリック)を使いましょう:
ステップ1: 空欄の後ろを見ます。すぐ後ろにNoun(名詞=目的語)がありますか?
ステップ2: もし目的語があるなら、Active Voice(能動態)を選びます。
ステップ3: もし目的語がないなら(通常、by, to, in などの前置詞やピリオドが続く場合)、Passive Voice(受動態)を選びます。
練習してみましょう:
Question: The technician _______ the server this morning.
(A) repaired (能動態)
(B) was repaired (受動態)
分析: 空欄の後ろに「the server(目的語)」があります。したがって、Active Voice(能動態)が必要です。正解はAです。
Question: The server _______ by the technician this morning.
(A) repaired
(B) was repaired
分析: 空欄の後ろに「by(前置詞)」があり、目的語はありません。したがって、Passive Voice(受動態)が必要です。正解はBです。
4. 時制と受動態
TOEICでは、様々な時制で受動態が出題されます。時制が変わっても、"Be + V3"のパターンを認識しなければなりません。
現在形: The mail is delivered every day.
過去形: The contract was signed yesterday.
現在完了形: The results have been published online. (注:beenがここでいうbe動詞の役割を果たしています。)
未来形: The office will be closed on Monday.
よくある間違い: 多くの学習者が「have」を見たときに、受動態を作るために「been」が必要であることを忘れてしまいます。
誤り: The files have updated. (これだと、ファイルが自分自身で更新したことになってしまいます!)
正解: The files have been updated.
5. 高得点のための語彙とひっかけ
試験には「受動態で使われやすい」動詞があります。以下の一般的なコロケーション(自然に結びつく言葉の組み合わせ)を暗記しておきましょう。
よく使われる受動態のフレーズ:
- be scheduled to (例:The meeting is scheduled to start at 3 PM.:会議は午後3時開始予定だ)
- be required to (例:Employees are required to wear badges.:従業員はバッジの着用が義務付けられている)
- be stationed in/at (例:The security guard is stationed at the entrance.:警備員が入り口に配置されている)
- be entitled to (例:You are entitled to a refund.:返金を受ける権利がある)
「受動態不可」のひっかけ(自動詞):
知っていますか?中には受動態を一切持たない動詞があります。これらは目的語を取らない動作です。TOEICは、ひっかけとしてこれらを選択肢に混ぜてくるのが大好きです。以下の動詞の受動態は絶対に選ばないでください:
- Happen / Occur (正:The accident occurred. 誤:The accident was occurred.)
- Arrive (正:The guests arrived. 誤:The guests were arrived.)
- Rise (正:Prices rose. 誤:Prices were risen.)
- Remain (正:He remains the CEO. 誤:He is remained the CEO.)
6. まとめとクイック復習
文法セクションのスコアを最大化するために、以下のポイントを心に留めておきましょう:
重要ポイント:
- Active Voice(能動態) = 主語が動作を行う。通常、後ろに目的語が続く。
- Passive Voice(受動態) = 主語が動作を受ける。Be + V3で構成される。
- "By"を探す: 空欄の後ろに「by + [人/会社]」があれば、99%の確率で受動態が必要です。
- 動詞を確認: もし動詞がhappen, occur, riseであれば、必ず能動態になります。
最後の試験アドバイス: Part 5で動詞の問題に出会ったら、自分自身に問いかけてみてください。「主語は実際にこの動作をできるのか?」と。「報告書(report)」は「書く(write)」ことができませんし、「昼食(lunch)」は「給仕する(serve)」ことができません。もし主語が無生物であれば、まずは受動態の選択肢から疑ってみましょう!
あなたなら大丈夫です!今日読むすべての文で「実行者」と「受け手」を見分ける練習をすれば、試験当日はバッチリ準備万端ですよ。