はじめに:Part 1完全攻略へようこそ!
ようこそ!今日はTOEICリスニングテストの最初のパートであるPhotograph Descriptions(写真描写問題)を徹底解説します。このパートでは、1枚の写真を見て、流れてくる4つの英文のうち、写真の内容を最も正確に表しているものを選びます。一見簡単そうに思えますが、このテストでは文法、特にActive(能動態)とPassive(受動態)の使い分けを使ってひっかけ問題を出してきます。最初は難しく感じるかもしれませんが、大丈夫です。どこに注目して聴くべきかが分かれば、ぐっと解きやすくなりますよ!
ステップ1:現在進行形(Active Voice:能動態)を理解する
TOEICの写真は、人物が写っているものがほとんどです。写真の中で今まさに人が何をしているかを説明する際、Present Continuous (Active)(現在進行形の能動態)を使います。この構文は「動作主」である人物に焦点を当てます。
文法の型: 主語 + is/are + 動詞の-ing形
例文:
The chef is preparing the meal.
The tourists are walking through the park.
スコアアップのポイント: ここで点数を取るには、動作(-ingの語)が、その人が実際にしていることと完全に一致しているかを確認しなければなりません。例えば、その人がバッグを「持っている(holding)」のに、選択肢で「開けている(opening)」と言っていたら、それは得点を奪うための「ディストラクター」(誤答の選択肢)です。
ステップ2:現在進行形(Passive Voice:受動態)を理解する
TOEICでは、人物よりも動作を受ける対象(物)に焦点を当てることがあります。ここでPassive Voice(受動態)が登場します。Present Continuous Passive(現在進行形の受動態)は、今まさに何かが行われているという点に強調を置きます。
文法の型: 主語 + is/are + being + 過去分詞 (V3)
例文:
The meal is being prepared by the chef.
The boxes are being stacked in the warehouse.
知っていますか?: "being"という単語は、Part 1で聴き取るべき最も重要な言葉です。これは動作が進行中であることを示します。もし"being"が聴こえたら、写真の中には通常、その動作を行っている人物が写っているはずです!
ステップ3:「being」対「is」の罠(状態 vs. 動作)
これはTOEIC受験生が最も陥りやすいミスです。完了した状態と進行中の動作を区別しなければなりません。例えば、路上に車が停まっていて、近くに誰もいない写真が出た場合、テストはあなたをひっかけようとします。
悪い例(静止画に対して不適切):
The car is being parked.(これは誰かが車の中にいて、今まさに動かしていることを意味します!)
改善例(静止画に対して適切):
The car is parked.(これは車の状態を説明しています。)
重要ポイント: もし"being"という単語が聴こえてきたのに、写真の中にその動作をしている人物がいない場合、その回答はほぼ確実に間違いです。
ステップ4:試験における能動態と受動態の比較
同じ光景がどのように2通りの言い方で描写されるか見てみましょう。どちらも文法的に正しいですが、どちらが出ても対応できるようにしておく必要があります。
状況: 女性が花に水をやっている。
能動態の選択肢: She is watering the plants.(彼女の動作に焦点)
受動態の選択肢: The plants are being watered.(植物に焦点)
攻略ストラテジー: 写真に人物が写っていれば、80%の確率で正解は能動態の文章です。しかし、高得点を狙うための「ひっかけ」問題では、あなたが対象物に注意を払っているかを確認するために受動態を使うことがよくあります。
ステップ5:人物が写っていない写真
人物がおらず、物や風景だけが写っている写真の場合、TOEIC試験官は受動態の構造を使ってきます。ただし、その場合はPresent Simple Passive(現在形の受動態)やPresent Perfect Passive(現在完了形の受動態)が使われ、現在進行形の受動態は使われません。
人物がいない写真で正しい表現:
The books are arranged on the shelf.
The door has been left open.
Trees are planted along the walkway.
ワンポイントアドバイス: 写真は「静止した」瞬間だと考えてください。"being"が聴こえたら、その「静止した」瞬間が、誰かが動作の真っ最中である様子を示していなければなりません。写真が完全に動きのない風景で人物もいない場合は、"being"が含まれる回答は即座に除外しましょう!
写真描写問題で高頻出の重要単語
スコアアップのために、試験で使われる能動態と受動態のペアを覚えておきましょう。
1. Displaying / Being Displayed:
The shopkeeper is displaying the fruit.
The fruit is being displayed in the window.
2. Loading / Being Loaded:
Workers are loading the truck.
The truck is being loaded with cargo.
3. Repairing / Being Repaired:
A mechanic is repairing the engine.
The engine is being repaired.
成功のためのチェックリスト
次のチャプターに進む前に、Part 1の各問題で以下のチェックリストを使いましょう。
1. 写真を見る: 人物が写っていますか?もし写っていれば、主な動作は何ですか?
2. 動詞を聴く: is/are -ing(能動態)ですか?それとも is/are being -ed(受動態)ですか?
3. 対象物をチェックする: その動作は、その特定の対象物に対して本当に行われていますか?
4. 時間を意識する: 各問題の間には5秒しかありません。素早く決断し、すぐに次の写真へ目を移しましょう!
重要ポイントのまとめ
能動態(現在進行形): 誰かが何かをしている。(人物を探しましょう)。
受動態(現在進行形): 何かがされているところだ。(人物 + 動作を受けている対象を探しましょう)。
"being"のルール: 写真に人物がいませんか?それなら"being"が聴こえた時点で回答を除外してください(「芝生が刈られている(grass is being mown)」のように人物がフレーム外にいる例外も稀にありますが、TOEICでは非常に珍しいです)。
正確さが得点になる: 正解は、目に見える証拠と100%一致していなければなりません。