動名詞と不定詞の世界へようこそ!
TOEIC Part 5(短文穴埋め問題)では、動詞の語尾が -ing で終わる Gerund(動名詞)と、to で始まる Infinitive(不定詞)のどちらかを選ぶ問題がよく出題されます。一見些細な違いに見えるかもしれませんが、パターンさえ覚えてしまえば確実に得点できる「サービス問題」です。この章では、どちらを使うべきかを瞬時に見極め、素早く解答して、より難易度の高い読解問題に時間を残せるようになるためのポイントを解説します。
知っていますか? TOEICの試験では、タイムマネジメントがすべてです。スコアの高い受験者の多くは、このような文法問題に1問あたり20秒以上かけません。これらのパターンを暗記してしまうことが、Reading(読解)セクションで時間を節約するための近道です!
1. 動名詞(Gerunds)と不定詞(Infinitives)とは?
動名詞や不定詞は、「仮装した動詞」だと考えてください。これらは文の中で noun(名詞)として機能している動詞です。通常、「メインの動詞」の後に現れます。
The Gerund(動名詞): Verb + -ing (e.g., meeting, calling, signing)。
The Infinitive(不定詞): To + Verb (e.g., to meet, to call, to sign)。
試験のための鉄則:
TOEIC Part 5 では、「メインの動詞」(空所の前にある単語)によって、動名詞が必要か不定詞が必要かが決まります。あなたの役割は、空所の直前にある単語を確認することです。
2. 動名詞(Gerunds / -ing形)を使う場合
特定の「トリガー(きっかけ)」となる動詞の後には、必ず動名詞を使わなければなりません。ビジネスシーンでは、以下の動詞が非常によく使われます。
TOEICで頻出の動名詞をとる動詞:
Avoid, consider, finish, suggest, recommend, postpone, mind, keep.
例:
The manager suggested postponing the meeting until Friday.
(テストで "suggested" を見かけたら、すぐに "-ing" の選択肢を探しましょう。)
前置詞のルール:
これは得点アップの宝の山です! preposition(前置詞:of, in, at, for, about, with, byなど)の後に空所がある場合は、ほぼ間違いなく Gerund(動名詞)を選びます。
例文:
He is responsible for training the new interns.
(ここでは "for" が前置詞なので、"training" を使う必要があります。)
注意すべきよくある間違い:
"look forward to" というフレーズに騙されないでください。この場合の "to" は前置詞であり、不定詞の一部ではありません。
悪い例: I look forward to meet you.
改善例: I look forward to meeting you.
3. 不定詞(Infinitives / To不定詞)を使う場合
不定詞は、purpose(目的:なぜそれをするのか)を示したり、未来志向の特定の「トリガー」動詞の後に使われたりすることが多いです。
TOEICで頻出の不定詞をとる動詞:
Agree, decide, expect, hope, plan, want, refuse, offer, promise.
例:
The company decided to expand its operations to Asia.
形容詞のルール:
空所の前に adjective(形容詞:important, easy, difficult, necessaryなど)がある場合は、不定詞を選びましょう。
例文:
It is necessary to sign the contract before the deadline.
覚え方のコツ: 不定詞は「未来」の形だと考えてください。私たちは plan to, hope to, decide to など、まだ起きていないことに対してこれらを使います!
4. 要注意動詞:意味が変わるもの
いくつかの動詞は両方の形をとることができますが、意味が変わってしまいます。TOEICの試験官は、文脈を本当に理解しているかを試すためにこれらを好んで出題します。
Stop:
Stop + -ing: ある動作をやめる、終える。
He stopped smoking. (彼はもうタバコを吸っていません。)
Stop + to: 別のことをするために、今していることを中断する。
He stopped to smoke. (彼はタバコを吸うために立ち止まりました。)
Remember / Forget:
Remember + -ing: 過去の記憶を振り返る。
I remember locking the door. (ドアに鍵をかけた記憶があります。)
Remember + to: 将来すべきタスクを忘れないようにする。
Please remember to lock the door. (忘れずに鍵をかけてください!)
5. Part 5 の攻略法(3ステップ・メソッド)
最初は難しく感じるかもしれませんが、大丈夫です。毎回正解を導き出すために、以下のステップに従ってください。
ステップ1:「トリガー」となる言葉を特定する。 空所の直前にある単語を確認します。
ステップ2:前置詞がないかチェックする。 "of" や "for"、"by" があれば、-ing形を検討します。
ステップ3:「目的」を表しているか確認する。 文が "in order to"(〜するために)という意味を表そうとしているなら、正解は不定詞です。
「悪い」解答アプローチと「改善された」解答アプローチを比較してみましょう:
問題: The technician is capable of ------- the server issues quickly.
(A) fix (B) to fix (C) fixing (D) fixed
悪いアプローチ: 文全体を何度も読み返し、どれが「しっくりくるか」を確認する。(30秒のロス)。
改善されたアプローチ: "of"(前置詞)を見る -> 前置詞の後は Gerunds(動名詞)だと判断する -> (C) fixing を選ぶ。(わずか5秒)。
6. 試験直前チェックリスト
このクイックレビューで理解度を確認しましょう:
- Gerunds(動名詞:-ing) は、suggest, consider, avoid などの動詞の後に続く。
- Gerunds(動名詞:-ing) は、常に prepositions(前置詞:at, in, of, for, about)の後に使われる。
- Infinitives(不定詞:to + 動詞) は、decide, plan, hope などの動詞の後に続く。
- Infinitives(不定詞:to + 動詞) は、adjectives(形容詞:it is hard to..., it is important to...)の後に使われる。
- Infinitives(不定詞:to + 動詞) は、purpose(目的:なぜそれをするのか)を表す。
ワンポイントアドバイス: どうしても迷って勘で答えるしかない場合は、ビジネス英語(TOEIC)において、Gerunds(動名詞)は「プロセス」を表す動詞の後に、Infinitives(不定詞)は「意図」を表す動詞の後に使われることが多いということを思い出してください。
重要ポイント: 動名詞と不定詞をマスターすることは、「流暢さ」の問題ではなく、パターン認識の問題です。空所の前の「トリガーワード」を見つける練習を積めば積むほど、スコアは確実に上がっていきます!