「実用的な文章」をマスターしよう!
みなさん、こんにちは!国語の授業で「実用的な文章」と聞くと、少し難しく感じるかもしれませんね。でも、実は私たちのまわりには実用的な文章があふれています。 学校のプリント、図鑑の説明、インターネットのニュース、さらにはスマートフォンの操作説明書まで、これらはすべて「実用的な文章」です。
この章では、物語や詩とは少し違う、「情報を正しく受け取り、生活に役立てるための読み方」を学んでいきましょう。最初は難しく感じるかもしれませんが、コツをつかめば誰でも得意になれますよ!
1. 実用的な文章ってどんなもの?
実用的な文章とは、ある目的のために、「事実や情報を正確に伝えるための文章」のことです。 主な特徴は以下の通りです。
- 目的がはっきりしている: 何かを説明したり、案内したり、報告したりするために書かれています。
- 図や表が使われることが多い: 言葉だけでは伝わりにくい情報を、視覚的にわかりやすく整理しています。
- 事実と意見が分かれている: 実際に起こったこと(事実)と、筆者が考えたこと(意見・主張)が組み合わされています。
【ポイント】「読む目的」を意識しよう!
実用的な文章を読むときは、「自分は何を知りたいのか?」という目的をはっきりさせることが大切です。全部を完璧に暗記しようとせず、必要な情報を探し出すイメージで読みましょう。
2. 読み方の基本ステップ
① 事実と意見を見分ける
実用的な文章を読むときの一番の基本は、「事実(Fact)」と「意見(Opinion)」を区別することです。
- 事実: だれが見ても変わらないこと。(例:昨日の気温は30度だった。)
- 意見: 書いた人の考えや感想。(例:昨日はとても暑かった。)
「〜だ」「〜である」という言い切りは事実が多く、「〜だと思う」「〜ではないだろうか」という表現は意見であることが多いです。
② 文章と図表を結びつける
実用的な文章には、グラフや写真、表などがよく出てきます。 「文章にこう書いてあるけれど、グラフのどこを見ればそれがわかるかな?」というふうに、文章と図表をセットで見る癖をつけましょう。
【よくある間違い】
図や表を「おまけ」だと思って飛ばしていませんか?実は、図表にしか書かれていない重要なデータがあることも多いのです。文章でわからない部分があったら、図表にヒントがないか探してみましょう!
③ 情報の信頼性を確かめる
特にインターネットなどの文章を読むときに大切なのが、「その情報は正しいか?」と考えることです。
- いつ書かれたものか?(データが古くないか)
- だれが書いたものか?(専門家か、個人の感想か)
- 根拠(理由)ははっきりしているか?
3. 学年ごとの目標(ここをチェック!)
中学校の3年間で、少しずつステップアップしていきます。
【第1学年】
文章の「中心的な部分(大事なところ)」と「付加的な部分(説明や例)」を分ける練習をします。また、事実と意見の関係を正しくとらえましょう。
【第2学年】
文章と図表などを結び付けて理解する力を養います。複数の資料から必要な情報を見つけ出し、整理できるようになることが目標です。
【第3学年】
文章を「批判的に読む」(本当かな?と疑いながら読む)ことに挑戦します。情報の信頼性を確かめ、自分の生活にどう生かせるかを考えます。
【豆知識】「引用」のルール
実用的な文章を書くとき、他の人が書いた文章の一部を使うことを「引用(いんよう)」と言います。引用するときは、勝手に書き変えず、どこから持ってきたか(出典)をはっきり書くのがルールです。これは情報を扱うときの大切なマナーです!
4. まとめ:実用的な文章を使いこなそう
最後に、実用的な文章を読むときのポイントを整理しましょう。
【今回の重要ポイント】
- 目的を持って読む: 何を知りたいのかを決めてから読み始める。
- 事実と意見を分ける: 証拠があることと、個人の考えを区別する。
- 図表を活用する: 言葉と図をセットで理解する。
- 根拠をチェック: 「なぜそう言えるのか?」という理由(根拠)に注目する。
実用的な文章を読む力は、テストだけでなく、大人になってからもずっと役に立つ「一生モノのスキル」です。 まずは、身の回りにあるポスターや説明書をじっくり眺めることから始めてみてくださいね!
※他の読み方のコツについては、「要旨の把握と要約」や「文章の構成と論理の展開」のページも参考にしてください。