【中学3年生 英語】もし〜なら…なのに:仮定法(かていほう)

こんにちは!これから「仮定法(かていほう)」という単元を一緒に勉強していきましょう。 「もし僕が鳥だったら、空を飛べるのに…」 そんな風に、「現実とは違うけれど、もし〜だったらいいな」という想像の話をする時に使うのが、この仮定法です。
最初は「難しそうだな」と感じるかもしれませんが、大丈夫です。実は決まった「形」を覚えるだけで、誰でも使いこなせるようになります。少しずつステップアップしていきましょう!

1. 「仮定法」ってなに?(現実との距離感)

私たちは普段、「明日もし晴れたら、公園に行こう」という話をしますよね。これは「晴れる可能性がある」話です。
一方で、仮定法は「現実にはありえないこと」「現実に反すること」を言う時に使います。

【ここがポイント!】
英語では、現実とは違う「遠い世界」の話をするとき、「動詞を過去形にして、現実から距離を置く」というルールがあります。
「過去のこと」を話しているのではなく、「現実じゃないよ!」というサインとして過去形を使うんです。

2. 「もし〜なら、…なのに」の形:仮定法過去

現在の事実に反することを想像するとき、以下の形を使います。

【基本のカタチ】
\( If + 主語 + 動詞の過去形 \dots, 主語 + would / could + 動詞の原形 \dots. \)

例文:
If I had enough money, I would buy the car.
(もし十分なお金があれば、その車を買うのになあ。)
現実:お金がないので、買えません。

例文:
If I knew her phone number, I could call her.
(もし彼女の電話番号を知っていれば、電話できるのに。)
現実:番号を知らないので、電話できません。

【よくある間違い!】
Ifのあとの動詞を現在形(has, knowなど)にしてしまうミスが多いです。「今の話」をしていても、「Ifの中は過去形!」と自分に言い聞かせましょう。

3. be動詞のときは「were」を使おう

仮定法で be動詞を使うとき、主語が I や He, She であっても、were を使うのが一般的です(※最近は was を使うこともありますが、テストでは were が基本です)。

例文:
If I were a bird, I would fly to you.
(もし僕が鳥だったら、君のところへ飛んでいくのに。)
現実:僕は人間なので、飛べません。

豆知識:
「If I were you, ...(もし私があなたなら、…)」というフレーズは、相手にアドバイスをする時によく使われます。「私ならこうするよ!」というニュアンスですね。

★ここまでのまとめ(Key Takeaway)

・仮定法は「現実ではない想像」の話。
・形は If + 過去形, 主語 + would / could + 原形
・be動詞は主語に関係なく were を使うのがルール。

4. 「〜ならいいのにな」の形:I wish + 仮定法

もうひとつ、中学生で覚える大切な形が「I wish ...」です。実現しそうにない願望を言いたい時に使います。

【基本のカタチ】
\( I \ wish + 主語 + 動詞の過去形 \dots. \)
(〜であればいいのになあ。)

例文:
I wish I were taller.
(もっと背が高ければいいのになあ。)

例文:
I wish I could speak English better.
(もっと英語を上手に話せればいいのになあ。)

【ヒント!】
「I hope ...」という言葉もありますが、これは「(可能性があることを)望む」ときに使います。一方で「I wish ...」は「(現実には難しそうだけど)いいのになあ」という残念な気持ちが含まれます。

5. まちがいやすいポイントの整理

Q: 普通の If と仮定法の If、どう見分けるの?
1. If it is sunny tomorrow, I will play soccer.(もし明日晴れたら、サッカーをするよ。)
→ 普通の文。晴れる可能性があるので現在形を使います。
2. If I were a professional soccer player, I would be famous.(もしプロサッカー選手だったら、有名だろうになあ。)
→ 仮定法。今はプロではないので、過去形を使って「想像」を表します。

ポイント:
助動詞の wouldcould が後半の文に入っていたら、「あ、これは仮定法の合図だ!」と気づけるようになりましょう。

★全体のまとめ

・仮定法は「現実との距離」「過去形」で表現する。
If ... 過去形 ..., ... would / could + 原形 ... のセットを呪文のように覚えよう。
・be動詞は were を優先して使う。
I wish + 過去形 は「〜ならいいのにな」という残念な気持ち。

仮定法が使えるようになると、自分の夢や、「もし魔法が使えたら」といった楽しい想像を英語で伝えられるようになります。最初は過去形を使うことに違和感があるかもしれませんが、何度も例文を音読して、耳と口に馴染ませていきましょう!
応援しています!