【情報の扱い方】引用の仕方と出典の示し方(中学年)
みなさん、こんにちは!国語の学習で、調べたことを文章にまとめたり、発表したりする機会が増えてきましたね。「図鑑や本で見つけたすごい文を、自分の文章でも使いたいな!」と思ったことはありませんか?
本や事典などの言葉をそのまま借りてきて自分の文章の中で紹介することを、引用(いんよう)と言います。そして、その情報がどの本から見つけたものかをはっきりと書くことを、出典(しゅってん)を示すと言います。
最初は難しく感じるかもしれませんが、ルールさえおぼえれば大丈夫です!わかりやすく順番に学んでいきましょう。
※同じ「情報の扱い方」の仲間として、情報を比べる・分ける学習(比較・分類)もありますが、このノートでは「引用の仕方」と「出典の示し方」を集中して学習します。
---1. 引用(いんよう)ってなに?
なぜ引用をするのかな?
自分の考えや調べたことを人に伝えるとき、自分だけの言葉だけでなく、図鑑や事典などの信頼できる言葉を借りてくると、自分の説明に説得力(なるほど!と思わせる力)が生まれます。
たとえば、「考え」を支える理由や事例(れい)として引用を使うと、読む人に「本当なんだ!」と納得してもらいやすくなります。
引用の大切な2大ルール
引用をするときには、絶対に守らなければならない大切な決まりがあります。
① 自分の言葉と、借りてきた言葉をはっきり区別すること
どこからどこまでが他の本から借りた言葉なのか、読む人がひと目でわかるようにします。
② 一文字も変えずに、そのまま書き写すこと
引用する言葉は、句読点(「、」や「。」)も含めて、元の文章とまったく同じにします。自分の都合のいいように書き直してはいけません。
【ポイント】
ほかの人の言葉を、まるで自分が考えたかのように書いてしまうのはルール違反です。「ここからここまでが、本から借りた言葉だよ」と正直に伝えることがとても大切です。
2. 正しい引用の書き方
実際に文章の中で引用するときの、具体的なやり方を見てみましょう。中学年(3・4年生)では、主にかぎ(「 」)を使った引用の仕方を学びます。
文章の一部を引用するとき(短い文の場合)
自分の文章の途中で、かぎ(「 」)を使って引用します。
<書き方のれい>
本には、「ツバメは春になると南の国から日本へやってくる。」と書かれています。このことから、季節と鳥の動きには深い関係があることが分かります。
このように、引用した部分を「 」で囲むことで、どこが借りてきた言葉なのかがはっきりと分かりますね。
長い文章を引用するとき
引用したい文章が何行にもわたって長いときは、次のような工夫をすることがあります。
・自分の文章から改行(行をかえること)する。
・引用する部分の行の最初を1マス〜2マス下げて書く。
・引用が終わったら、また改行して自分の文章を続ける。
こうすることで、見た目でも「ここが引用の部分だな」とすぐに分かるようになります。
【よくある間違い】
・引用した文の「てにをは(助詞)」や言葉の終わりを、勝手に書きかえてしまう。
・かぎ(「 」)を閉じるのを忘れて、どこまでが引用か分からなくなってしまう。
引用するときは、元の文をよく見て、正しく丁寧に書き写しましょう!
3. 出典(しゅってん)の示し方
出典(しゅってん)ってなに?
引用した言葉が「どこから見つけてきたものか」という情報の出どころ(もと)のことを出典と言います。
出典をきちんと示すことで、読んだ人が「本当にそう書いてあるのかな?」「もっと詳しく知りたいな」と思ったときに、元の本を探して確かめることができます。
出典に書くこと
本や図鑑、事典から引用した場合、主に次の情報を書きます。
・書名(本の題名):本の名前は『 』(二重かぎ)で囲むことが多いです。
・著者名(書いた人の名前):だれが書いた本かが分かります。
・出版社名(本を作った会社)や発行された年、ページを書くこともあります。
<書き方のれい>
『〇〇のひみつ事典』(△△社)より引用
本には、「〜〜〜〜〜。」とあります。(『〇〇図鑑』〇ページより)
【豆知識】かぎの使い分け
引用する言葉には「 」(かぎ)を使い、本の題名には『 』(二重かぎ)を使うと、とてもすっきりして読みやすくなりますよ!
4. まとめとふり返り
引用と出典のルールをしっかり使えば、みなさんの調べ学習や報告の文章がグッと分かりやすく、説得力のあるものになります。
【今回のポイント】
1. 引用(いんよう)=ほかの本や事典などの言葉をそのまま借りること。
2. ルール=かぎ(「 」)を使って自分の文と区別し、一文字も変えずに書き写す。
3. 出典(しゅってん)=本の題名(『 』を使う)や書いた人などをはっきり示す。
国語の授業で調べたことを報告したり、図鑑や事典を使ってまとめたりするときには、ぜひこの「引用」と「出典」の書き方にチャレンジしてみてくださいね!