「見聞きしたこと」を文章に書いてみよう!

みなさん、こんにちは!
学校の帰り道で見つけた面白い虫、遠足や見学に行ったときの出来事、おうちの人や先生から聞いたお話など、心に残っていることはありませんか?
この単元では、自分の目で「見たこと」や耳で「聞いたこと」を、読んでくれる人にわかりやすく伝える作文(記録や報告の文章)の書き方を学びます。
最初は難しく感じるかもしれませんが、順番を追って少しずつ書いていけば大丈夫です!いっしょに楽しくマスターしましょう。

(※なお、「日記や手紙」や「詩や物語の創作」、「意見文」の書き方については、別の章でくわしく学習します。)

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ステップ1:何を書くか「たね(材料)」を見つけよう

作文を書く第一歩は、自分が経験したことの中から「いちばん伝えたいこと」を決めることです。

1. 心に残ったことを思い出す

最近見聞きしたことの中で、次のような瞬間はありませんでしたか?

・「わあ、すごい!」とおどろいたこと
・「どうしてだろう?」とふしぎに思ったこと
・「なるほど!」とはじめて知ったこと
・みんなに「これ、教えてあげたいな」と思ったこと

2. メモをとって材料を集める

伝えたいことが決まったら、忘れないうちにメモを書き留めましょう。
メモのヒント:
・いつ・どこで: 日時や場所
・だれが・何をした: 登場する人や生き物、その行動
・どんな様子だったか: 色、形、大きさ、聞こえた音、話した言葉
・自分の気持ち: そのときどう思ったか

【ポイント】
メモをとるときは、きちんとした文になっていなくても大丈夫です。「あかい」「大きな声」「どきどきした」のように、言葉を短く箇条書きにして書き出してみましょう。

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ステップ2:文章の「組み立て(じゅんじょ)」を考えよう

書きたい材料が集まったら、どんな順番で書いていくかを考えます。学年が上がるにつれて、組み立てのコツもレベルアップしていきます!

1・2年生:時間のじゅんじょにそって書こう

起きた出来事を、「はじめ・つぎに・それから・さいごに」のように、時間の通りに並べて書きます。
順序がはっきりしていると、読んでいる人にもそのときの様子がよく伝わります。

3・4年生:「段落」をつくって書こう

文章をいくつかの「段落」(意味のまとまり)に分けて書きます。段落の書きはじめは、必ず1文字分あけるルールでしたね!
・はじめの段落: いつ、どこで、何を見聞きしたのか(きっかけ)
・なかの段落: くわしい様子、したこと、聞いたこと(理由や見学の様子)
・おわりの段落: 全体をふり返って思ったこと、分かったこと

5・6年生:「事実」と「感想・意見」をしっかり分けよう

高学年になったら、本当にあったこと(事実)と、自分が考えたこと・感じたこと(感想・意見)をしっかりと区別して書くことがとても大切になります。
さらに、必要に応じてインタビューした言葉を引用したり、図や表を使って分かりやすく整理したりする工夫も取り入れましょう。

【豆知識】「事実」と「感想」のちがい
・事実: だれが見ても同じこと。「花だんに赤いちょうが1ぴきとまっていた。」
・感想: 自分の心の中で思ったこと。「羽のもようがとてもきれいだと思った。」
この2つをまぜずに「〜でした。(事実)私は〜と思いました。(感想)」と書き分けると、すっきりした読みやすい文になります。

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ステップ3:分かりやすい言葉で書こう

組み立てが決まったら、いよいよ原稿用紙やノートに文章を書いていきます。次の言葉のルールに気をつけてみましょう。

1. 文の基本:「主語」と「述語」をそろえよう

文には、「何が(だれが)」にあたる主語と、「どうする(どんなだ・何だ)」にあたる述語があります。
主語と述語が離れすぎたり、かみ合っていなかったりすると、意味が伝わりにくくなります。

(例)
×「ぼくが見学で一番心に残ったのは、消防士さんがすばやく着替えたのがすごかったです。」(主語と述語がねじれています)
○「ぼくが見学で一番心に残ったのは、消防士さんがすばやく着替えたことです。」

2. つなぎ言葉や様子を表す言葉を使おう

・つなぎ言葉:「だから」「しかし」「また」「まず」などの言葉を使うと、文と文、段落と段落のつながりがスムーズになります。
・様子を表す言葉(修飾語):「鳥がとんだ」だけでなく、「羽を大きく広げて、空高くとんだ」のようにくわしくすると、目の前にその景色がうかび上がります。

3. 見聞きした「会話」をかぎかっこ(「 」)で入れよう

相手が言った言葉や、自分たちが話した声をそのまま「 」で書くと、文章が生き生きとして臨場感(その場にいるような感じ)が出ます。
(例)係の人は、「この機械は毎日点検しています」と教えてくれました。

【よくある間違い】
・「〜でした。〜でした。〜でした。」と同じ文末が何回も続いてしまう。
→「〜でした。〜です。〜と思いました。」のように、文末の言い回しに少し変化をつけてみましょう!
・句読点(「、」や「。」)が少なくて息が切れるような長い文になってしまう。
→長すぎる文は、2つの短い文に分けると読みやすくなります。

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ステップ4:読み直して見直そう・読み合おう

文章が最後まで書けたら、完成……の前に、必ず読み直す(推敲する)習慣をつけましょう!

見直しのチェックリスト

□ 題名(タイトル)は、何について書いたか分かりやすいものになっているか?
□ 漢字の書き間違いや、送り仮名の間違いはないか?
□ 句読点(、や。)やかぎかっこ(「 」)は正しく使えているか?
□ 「は」「へ」「を」などの助詞は正しく書けているか?
□ 丁寧な言葉(「〜です・〜ます」)や普通の言葉(「〜だ・〜である」)が、途中でまざっていなか?
□ 伝えたい出来事の順序や様子が、読んでくれる人にしっかり伝わるか?

友達と読み合ってよいところを見つけよう

書いた文章を友達や家族に読んでもらい、お互いに感想を伝え合いましょう。
「この表現がわかりやすかったよ」「そのときの様子が目にうかんだよ」と、相手のよいところをたくさん見つけて伝えることで、自分の書く力もどんどん伸びていきます。

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まとめ:見聞きしたことを書くコツ

1. 材料集め: 心に残った出来事を見つけ、メモをとる。
2. 組み立て: 時間の順序や段落を意識して、事実と感想を整理する。
3. 表現の工夫: 主語と述語をそろえ、つなぎ言葉や「 」を使う。
4. 読み直し: 声に出して読み返し、間違いを直して友達と伝え合う。

自分の言葉で書いた記録や報告は、自分にとっても大切な思い出になります。すてきな発見をたくさん書いて、みんなに届けてみましょう!