こんにちは!「面積と直方体・立方体」の世界へようこそ!
算数チームのみなさん、こんにちは!この章では、身の回りの「広さ」を表す面積(めんせき)と、サイコロやティッシュ箱のような立体の形である直方体(ちょくほうたい)と立方体(りっぽうたい)について学んでいきます。
「図形や広い単位の計算はちょっと苦手かも…」と感じる人もいるかもしれませんが、大丈夫です!基本の仕組みを一つずつ順番に見ていけば、パズルのように楽しく解けるようになりますよ。いっしょにマスターしていきましょう!
第1部:広さを数字で表そう!「面積」
1. 面積ってなんだろう?
机の広さやノートの広さを比べるとき、どちらがどれくらい広いかを数字で表せると便利ですよね。この「広さの大きさ」のことを面積といいます。
広さを表すときは、基準となる小さな四角形を決めます。算数では、1辺が \(1\text{ cm}\) の正方形の広さを基準にして、これを\(1\text{ cm}^2\)(1平方センチメートル)と書きます。
「\(1\text{ cm}^2\) の正方形が何個分あるか」を数えることで、どんな広さも数字で表すことができるのです。
2. 長方形と正方形の面積の公式
マス目を1個ずつ数えなくても、かけ算を使えばあっという間に面積が計算できます!これが面積の公式です。
【ポイント:長方形と正方形の面積の公式】
・長方形の面積 = \((\text{たて}) \times (\text{横})\) または \((\text{横}) \times (\text{たて})\)
・正方形の面積 = \((\text{1辺}) \times (\text{1辺})\)
(例題1)たてが \(4\text{ cm}\)、横が \(6\text{ cm}\) の長方形の面積は?
式:\(4 \times 6 = 24\)
答え:\(24\text{ cm}^2\)
(例題2)1辺が \(5\text{ cm}\) の正方形の面積は?
式:\(5 \times 5 = 25\)
答え:\(25\text{ cm}^2\)
3. 工夫して求める面積(L字形などの図形)
階段のような形や「L字形」の図形は、そのままでは公式が使えません。でも、次の2つの方法のどちらかを使えばかんたんに解けます!
方法1:2つの長方形に分ける
図形をたてや横に切って、2つの長方形(または正方形)に分けます。それぞれの面積を計算してから、最後に足し算をします。
方法2:大きな長方形から欠けている部分を引く
欠けている角をうめて大きな長方形をつくり、全体の面積から、付け足した長方形の面積を引き算します。
4. 大きな面積の単位(\(\text{m}^2\), \(\text{a}\), \(\text{ha}\), \(\text{km}^2\))
教室の広さや公園、町の面積を \(\text{cm}^2\) で表そうとすると、数字が大きすぎて大変です。そこで、もっと大きな単位を使います。
・\(1\text{ m}^2\)(1平方メートル)
1辺が \(1\text{ m}\) の正方形の面積です。
\(1\text{ m} = 100\text{ cm}\) なので、\(100 \times 100 = 10000\text{ cm}^2\) です。
・\(1\text{ a}\)(1アール)
1辺が \(10\text{ m}\) の正方形の面積です。
\(10 \times 10 = 100\text{ m}^2\) になります。
・\(1\text{ ha}\)(1ヘクタール)
1辺が \(100\text{ m}\) の正方形の面積です。
\(100 \times 100 = 10000\text{ m}^2\) で、\(1\text{ ha} = 100\text{ a}\) です。
・\(1\text{ km}^2\)(1平方キロメートル)
1辺が \(1\text{ km}\)(\(1000\text{ m}\))の正方形の面積です。
\(1000 \times 1000 = 1000000\text{ m}^2\) で、\(1\text{ km}^2 = 100\text{ ha}\) です。
【豆知識】
単位の大きさは、正方形の「1辺の長さ」をイメージすると覚えやすいですよ!
\(1\text{ m}^2\)(1辺が \(1\text{ m}\))\(\rightarrow\) 1辺が10倍(\(10\text{ m}\))になると \(1\text{ a}\)(\(100\text{ m}^2\))\(\rightarrow\) さらに1辺が10倍(\(100\text{ m}\))になると \(1\text{ ha}\)(\(10000\text{ m}^2\))\(\rightarrow\) さらに1辺が10倍(\(1000\text{ m} = 1\text{ km}\))になると \(1\text{ km}^2\)!
1辺が \(10\) 倍になるごとに、面積は \(100\) 倍(\(0\) が2つ増える)になっていますね。
【よくある間違い】
たての長さが \(3\text{ m}\)、横の長さが \(40\text{ cm}\) のように、単位がちがうときはそのままかけてはいけません!
必ず長さをどちらかの単位(たとえば \(300\text{ cm}\) と \(40\text{ cm}\))にそろえてから計算しましょう。
第2部:箱の形を調べよう!「直方体と立方体」
1. 直方体と立方体とは?
お菓子の箱やサイコロのように、平らな面で囲まれた立体について調べましょう。
・直方体:長方形(正方形をふくむこともある)の面だけで囲まれた形
・立方体:すべて合同な正方形の面だけで囲まれた形(さいころの形)
どちらの形も、面・辺・頂点(ちょうてん)の数はまったく同じです!
【ポイント:直方体と立方体の特徴】
・面の数:\(6\) つ
・辺の数:\(12\) 本
・頂点の数:\(8\) こ
※立方体は \(12\) 本の辺の長さがすべて等しいのが特別な特徴です!
2. 直線や平面の平行・垂直
平らな面の広がりを平面(へいめん)といいます。直方体を観察すると、面と面、面と辺、辺と辺の間に特別な関係が見つかります。
・面と面の関係
向かい合っている2つの面は、どこまでのばしても交わりません。これを平行(へいこう)といいます(向かい合う面は \(3\) 組あります)。
となり合っている面どうしは、直角(\(90^\circ\))に交わっています。これを垂直(すいちょく)といいます。
・面と辺の関係
底の面に対して、立っている辺は垂直になっています。
また、底の面と交わらない上側の辺は、底の面と平行です。
3. 見取図(み取り図)
立体全体の形がよくわかるように、斜めから見た形でかいた図を見取図といいます。
【見取図をかくときのポイント】
1. 実際には見えている辺は、実線(普通の線)でかきます。
2. かくれて見えない辺は、点線でかきます。
3. 向かい合っている平行な辺は、図の上でも平行にかきます。
4. 展開図(てんかいず)
箱の辺を切り開いて、1つの平面の上に広げた図を展開図といいます。
展開図を組み立てると、もとの直方体や立方体にもどります。
【展開図を見分けるコツ】
・面は全部で \(6\) つありますか?(\(5\) つ以下や \(7\) つ以上なら組み立てられません)
・組み立てたときに、面と面が重なってしまいませんか?
・向かい合う面どうしは、同じ形・同じ大きさになっていますか?(立方体ならすべて同じ正方形です)
【よくある間違い】
立方体の展開図では、向かい合う面はとなり合わず、必ず1マスあけた位置(またはカギ型に折れ曲がった位置)にきます。組み立てたときに重なって「フタが閉まらない!」とならないか、頭の中で組み立てて想像してみましょう。
第3部:ものの位置の表し方
1. 平面上の位置の表し方
教室の座席や方眼紙の上など、平面の上にあるものの位置を表すときは、基準となる点(角)を決めて、2つの向きの長さ(数字)の組で表します。
(例)「横に \(3\)、たてに \(2\) の位置」
このように2つの数字を使うことで、だれにでも迷わず正確な場所を伝えることができます。
2. 空間(立体)における位置の表し方
直方体のような立体の中にあるものの位置や、ロッカーの位置などを表すときはどうすればよいでしょうか?
平面の「横」「たて」に加えて、高さ(または深さ)が必要になります。つまり、3つの向き(横・たて・高さ)の数字の組を使って表します。
(例)「横に \(2\)、たてに \(3\)、高さ \(1\) の位置」
まとめのチェック!
最後に、今回勉強した大切なポイントを振り返りましょう。
1. 長方形の面積 = \((\text{たて}) \times (\text{横})\)、正方形の面積 = \((\text{1辺}) \times (\text{1辺})\)
2. 面積の単位の関係:\(1\text{ m}^2 = 10000\text{ cm}^2\)、\(1\text{ a} = 100\text{ m}^2\)、\(1\text{ ha} = 100\text{ a} = 10000\text{ m}^2\)、\(1\text{ km}^2 = 100\text{ ha}\)
3. 直方体と立方体:どちらも面は \(6\) つ、辺は \(12\) 本、頂点は \(8\) こ。
4. 直方体では、向かい合う面は平行で、となり合う面は垂直。
5. 見取図は見えない辺を点線でかき、展開図は組み立てたときの向かい合う面を意識する。
6. 位置の表し方は、平面なら2つの数、空間なら3つの数を使う。
公式を丸暗記するだけでなく、「どうしてこの式になるのかな?」「サイコロを組み立てるとどこが重なるかな?」とイメージしながら練習問題を解いてみてくださいね!